ごあいさつ

福岡市医師会オーケストラは、福岡市医師会会員有志が中心になって2013年1月に結成されたアマチュアオーケストラです。 府県医師会のオーケストラは他にもありますが、市の医師会としては全国初のオーケストラです。 設立に当たっては、福岡市医師会や、当オーケストラ名誉顧問で当時の(第24代)福岡市医師会会長・江頭啓介氏に多大なご尽力を頂きました。 発足後の活動にも,福岡市医師会、福岡県医師会はじめ多くの団体や企業の皆様から数々のご支援をいただき、団員一同心から感謝しております。

結成時は団員28名からのスタートでしたが、設立当初より全面的にご協力いただいた伊藤博仁氏を音楽監督として、その魅力ある指導により入団希望が相次ぎ、結成7年目の2019年には80名を超えるメンバーで演奏会を開催しました。 とはいえまだまだ団員が不足しているパートもありますので、皆様の入団をお待ち申し上げております(団員募集の項をご参照ください)。

音楽監督プロフィール

★伊藤博仁 Hiromi Ito

福岡市に生まれ3歳よりバイオリンを始める。九州大学理学部を卒業後、九州交響楽団に入団。在団中に文化庁在外研修員としてドイツ、フランスに留学。帰国して九州交響楽団のコンサートマスターを務めた後渡米。インディアナ大学、北イリノイ大学で修士課程を修了し、バッファロー・フィル、ボルティモア交響楽団に在籍。続く19年間はインディアナ州フォートウェィン・フィルのコンサートマスターとして活躍し、協奏曲での独奏は37回に及ぶ。またほぼ同時期にアイオワ州デモイン・オペラでもコンサートマスターを務める。傍らシカゴ交響楽団に客員奏者としてしばしば招かれ、10年に渡り定期演奏会、演奏旅行、レコーディング、室内楽演奏会などに参加した。

ソロ、リサイタル、室内楽、ゲスト・コンサートマスター、オーケストラ・コーチ、音楽大学での指導など活動は多岐に及び、日本、アメリカだけではなく、東西ヨーロッパ、ロシアなど各地で演奏を行ってきた。2012年秋からは本拠を日本に移し、指揮やバイオリン、室内楽の指導を続けている。

福岡市医師会オーケストラには創設時から協力し、音楽監督としてこのオーケストラの基盤を整え短期間のうちに軌道に乗せることに貢献。2013年11月の第1回定期演奏会ではアメリカの作曲家ハワード・テロル氏が作曲し伊藤氏に献呈した「バイオリン協奏曲」を世界初演した。長い演奏経験で培われた音楽への深い理解と豊富な知識、高度な技術に裏打ちされた的確な指導ぶりは団員から高く評価されている。